過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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363:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/18(木) 17:59:48.15 ID:K0O/uRqT0
「圭介…………?」

汀が呆然と言う。

「圭介、どうしたの? 圭介!」
以下略



364:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/18(木) 18:00:24.82 ID:K0O/uRqT0
耳を劈く絶叫が辺りに響き渡った。

蛇の腹の中で、飲み込まれた少年と思わしきものが、
バキボキと砕け散る音が聞こえる。

以下略



365:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/18(木) 18:00:53.07 ID:K0O/uRqT0
鞭のように、蛇が体を振る。

数人のマインドスイーパーが、数十メートルも吹き飛ばされ、
頭から落下して動かなくなる。

以下略



366:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/18(木) 18:01:23.26 ID:K0O/uRqT0
たちまち、汀と理緒、そしてもう一人の男の子を残した
マインドスイーパー達が蛇に、動かぬ肉片に変えられていく。

蛇は体の中のぐちゃぐちゃになった肉塊を吐き出すと、
一人腰を抜かしてしゃがんでいた男の子の口めがけて、
以下略



367:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/18(木) 18:02:01.98 ID:K0O/uRqT0
「み……汀さん! 汀さん!」

痙攣しながら立ち上がった男の子を見て、理緒が汀にしがみつく。

小白がうなり声を上げている。
以下略



368:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/18(木) 18:02:51.02 ID:K0O/uRqT0
それでも足を踏み出し、彼は口を裂けそうなほど開いて笑った。

「赤十字も、ピンポイントで僕が、
『偶然』選ばれた患者の中に隠れてたなんて、
思ってもみなかっただろうね」
以下略



369:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/18(木) 18:03:32.81 ID:K0O/uRqT0
その弾倉を回転させて止め、彼はニヤリと笑った。

「銃……? どうして……」

汀が呟く。
以下略



370:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/18(木) 18:04:00.44 ID:K0O/uRqT0
そこでハッとした汀が手を伸ばし、彼の銃を持った手を横に払う。

「一発」

パンッ! と弾丸が明後日の方向に発射された。
以下略



371:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/18(木) 18:04:31.21 ID:K0O/uRqT0
汀はそれより一瞬早く地面を転がり避けると、
男の子に駆け寄り、殴りつけた。

彼はそれを軽くいなして、銃口を汀の頭に向けようとする。

以下略



372:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/18(木) 18:05:01.37 ID:K0O/uRqT0
「あれ……?」

そこで男の子は口を開いた。

「なぎさちゃん?」
以下略



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