過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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384:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/18(木) 18:11:42.03 ID:K0O/uRqT0
「お前、覚えてないだろうけど、この前の仕事で一緒だったんだ。
片平……理緒ちゃんだ。赤十字の、A級スイーパーだよ」

「そうなんだ」

微笑む汀。

精神世界と違ってやつれきっている彼女を見て、
理緒はしばらく躊躇した後、
彼女の麻痺している左手を、両手で包んだ。

「はい! 命を助けてもらいました。私、どうしてもお礼が言いたくて」

「言ってくれれば、こっちから出向いたものを」

「そんな……こちらからご挨拶に伺うのが、礼儀というものですよ」

そう言いながら、理緒はかばんの中に入っていた包みを取り出して、
圭介に差し出した。

「どうぞ。上野駅で買ってきました。たまごプリンです!」


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