過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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430:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/19(金) 19:36:31.37 ID:v+tkSpTq0


施術室に汀と理緒が入ったのは、それから二時間程してのことだった。

汀は眠そうに、コクリコクリと頭を揺らしている。

その車椅子を押しながら部屋に入ってきて、
理緒は困った顔で圭介を見上げた。

「駄目です……私が呼びかけても、返事をしてくれなくなりました」

圭介は理緒から車椅子を受け取り、汀の隣にしゃがんで、額に手を当てた。

その様子を、大河内と医師たちが心配そうな顔で見ている。

圭介はしばらく汀を触診していたが、やがて立ち上がって言った。

「ダイブ可能です。施術を開始しましょう」

汀の膝の上の小白がニャーと鳴く。


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