過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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432
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/19(金) 19:37:30.49 ID:v+tkSpTq0
問いかけられて、理緒は頷いた。
「はい……でも、汀ちゃんが……」
「夢の中での運動性が落ちているかもしれないが、
以下略
433
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/19(金) 19:38:10.53 ID:v+tkSpTq0
★
汀が目を覚ました時、そこは沢山のスーツ姿の人が歩いている、
巨大な交差点の真ん中だった。
以下略
434
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/19(金) 19:38:59.77 ID:v+tkSpTq0
マイクの向こうからの圭介の声に答えず、
汀は苦い顔で周囲を見回した。
交差点のど真ん中でしゃがみこんでいる少女を気にかける人など、
誰もいない。
以下略
435
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/19(金) 19:39:34.95 ID:v+tkSpTq0
『…………何とかしろ』
「それでどうにかなるなら、お医者はいらないんじゃない?」
冷たくそう返し、汀はゆっくりと立ち上がった。
以下略
436
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/19(金) 19:40:08.49 ID:v+tkSpTq0
「はい! 分かりました!」
元気に理緒が頷く。
『その患者はDIDだ。二重人格だと推定される。
以下略
437
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/19(金) 19:40:42.00 ID:v+tkSpTq0
『無理だ。患者の精神分裂が進んでいる。
これ以上放置すると、治療が不可能になる。
中核が一つのうちに、何とかするんだ。そこはどこだ?』
汀が周囲を見回して、やはり苦そうに答える。
以下略
438
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/19(金) 19:41:15.91 ID:v+tkSpTq0
「お前の体調が思わしくないから、時間は十分に設定する」
「無理だよ」
『それでもやるんだ。お前の使命を思い出せ』
以下略
439
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/19(金) 19:41:50.37 ID:v+tkSpTq0
「いろいろ自殺病にはタイプがあるの。
その中でも、防衛型は、意地でも精神中核に続く道を隠そうとするわ」
「そうなんですか……じゃあ、どうすれば……」
以下略
440
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/19(金) 19:42:45.03 ID:v+tkSpTq0
「汀ちゃん! それ、この人の記憶片だよ!」
「いいんだよ。ほら」
はぁはぁと息をつきながら、
以下略
441
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/19(金) 19:43:21.22 ID:v+tkSpTq0
「そんな……ど、どうすればいいんですか!」
「こうする」
汀は手近な一人に一瞬で肉薄すると、
以下略
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