過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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433:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/19(金) 19:38:10.53 ID:v+tkSpTq0


汀が目を覚ました時、そこは沢山のスーツ姿の人が歩いている、
巨大な交差点の真ん中だった。

以下略



434:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/19(金) 19:38:59.77 ID:v+tkSpTq0
マイクの向こうからの圭介の声に答えず、
汀は苦い顔で周囲を見回した。

交差点のど真ん中でしゃがみこんでいる少女を気にかける人など、
誰もいない。
以下略



435:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/19(金) 19:39:34.95 ID:v+tkSpTq0
『…………何とかしろ』

「それでどうにかなるなら、お医者はいらないんじゃない?」

冷たくそう返し、汀はゆっくりと立ち上がった。
以下略



436:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/19(金) 19:40:08.49 ID:v+tkSpTq0
「はい! 分かりました!」

元気に理緒が頷く。

『その患者はDIDだ。二重人格だと推定される。
以下略



437:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/19(金) 19:40:42.00 ID:v+tkSpTq0
『無理だ。患者の精神分裂が進んでいる。
これ以上放置すると、治療が不可能になる。
中核が一つのうちに、何とかするんだ。そこはどこだ?』

汀が周囲を見回して、やはり苦そうに答える。
以下略



438:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/19(金) 19:41:15.91 ID:v+tkSpTq0
「お前の体調が思わしくないから、時間は十分に設定する」

「無理だよ」

『それでもやるんだ。お前の使命を思い出せ』
以下略



439:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/19(金) 19:41:50.37 ID:v+tkSpTq0
「いろいろ自殺病にはタイプがあるの。
その中でも、防衛型は、意地でも精神中核に続く道を隠そうとするわ」

「そうなんですか……じゃあ、どうすれば……」

以下略



440:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/19(金) 19:42:45.03 ID:v+tkSpTq0
「汀ちゃん! それ、この人の記憶片だよ!」

「いいんだよ。ほら」

はぁはぁと息をつきながら、
以下略



441:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/19(金) 19:43:21.22 ID:v+tkSpTq0
「そんな……ど、どうすればいいんですか!」

「こうする」

汀は手近な一人に一瞬で肉薄すると、
以下略



442:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/19(金) 19:44:02.78 ID:v+tkSpTq0
バラバラと銃弾が地面に落ちる。

小白の体には傷一つついていない。

「あ……ああ……あ……」
以下略



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