過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
1- 20
445:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/19(金) 19:45:46.51 ID:v+tkSpTq0
しかし先ほどと違ったのは、幾人かがテント前のテーブルに座り、
何かを、犬のようにがっついて食べていることだった。

「何かしら……」

以下略



446:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/19(金) 19:46:25.87 ID:v+tkSpTq0
「ん」

小さく相槌を打って、汀は軽く笑った。

「あれが、どうかした?」
以下略



447:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/19(金) 19:47:00.16 ID:v+tkSpTq0
良く見ると、テーブルに座って『肉』を貪り食っているのは、
男の外見をした人だけだった。

女性はいない。

以下略



448:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/19(金) 19:47:33.14 ID:v+tkSpTq0
ヒステリックに問い返した理緒に、
汀は近くのテントを覗き込んで、面白そうに笑い、答えた。

「全部だよ。ほら、しっかりして。行こ」

以下略



449:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/19(金) 19:48:06.10 ID:v+tkSpTq0
「今、いいところなの」

『端的でいい』

「中核に近い心理壁の中に入り込んだよ。
以下略



450:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/19(金) 19:48:46.85 ID:v+tkSpTq0
「そっか。理緒ちゃんはDIDの人の心の中にダイブするのは、
初めてのことなんだ」

「そうですけれど……」

以下略



451:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/19(金) 19:49:32.29 ID:v+tkSpTq0
唖然と硬直した理緒の手を引いて、汀は受付の男に言った。

「Two Children and a cat, please!」

汀の肩の上で、小白がニャーと鳴いた。
以下略



452:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/19(金) 19:50:03.86 ID:v+tkSpTq0
「私、そんなこと知らない……
マインドスイーパーの学校では、そんなこと教えてもらわなかったです。
汀ちゃん、どうして……」

「早く。始まっちゃうよ」
以下略



453:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/19(金) 19:50:56.50 ID:v+tkSpTq0


緊張のあまり過呼吸のようになりながら歩く理緒の手を引いて、
汀は最前列に腰を下ろした。

以下略



454:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/19(金) 19:51:30.09 ID:v+tkSpTq0
「時間がないの! 早く始めてくれる?」

「汀ちゃん、こんなのおかしいよ。一度戻った方が……」

理緒の制止を無視して、
以下略



455:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/19(金) 19:52:04.83 ID:v+tkSpTq0
呆然としている理緒の前で、ピエロたちが引っ込み、
ドラムの音と共に、銀幕が上がった。

周りの男達の歓声が大きくなる。

以下略



953Res/544.12 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice