過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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463
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/19(金) 19:56:26.34 ID:v+tkSpTq0
舞台に引きずり上げられ、
理緒は泣き喚いて首枷を外そうと抵抗していた。
やがて、首枷から伸びている鎖が、
台に設置されて巻き上げられる。
以下略
464
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/19(金) 19:57:06.99 ID:v+tkSpTq0
汀は緩慢とした動作で、舞台に向かって走り出した。
観客席の男達が、銃を構える。
オクラホマミキサーの曲が聞こえる。
以下略
465
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/19(金) 19:58:03.41 ID:v+tkSpTq0
理緒が地面に崩れ落ち咳をする前に、
彼女はゆったりと動く周囲の中、
息を切らしながら彼女を抱き上げ、舞台裏に転がった。
銃撃が聞こえた。
以下略
466
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/19(金) 19:58:32.14 ID:v+tkSpTq0
『効果時間は十一秒か。良くやった』
圭介の声が聞こえる。
「そこ……」
以下略
467
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/19(金) 19:59:00.94 ID:v+tkSpTq0
舞台に、男達が全員上がり、銃をこちらに向けていたのだ。
小白がシャーッ! と鳴いて威嚇する。
理緒は無我夢中でレコード機に駆け寄ると、
以下略
468
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/19(金) 19:59:43.35 ID:v+tkSpTq0
★
汀は、理緒に支えられ、真っ白な空間に立っていた。
そこには、砂画面が映っている、
以下略
469
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/19(金) 20:00:27.45 ID:v+tkSpTq0
「早く……治療して……」
彼女に背中を押され、理緒はブラウン管型テレビの前に立った。
そして震えながら、そのダイヤルに手を伸ばし、回す。
以下略
470
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/19(金) 20:00:57.26 ID:v+tkSpTq0
しばらくして、彼女は両手で持ちきれないほどの、
黒いミミズを抱えて、画面から引きずり出し、
嫌悪感で顔を真っ青にさせながら、それらを地面に叩き付けた。
プツッ、という音がして、テレビの砂画面が消え、真っ白になる。
以下略
471
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/19(金) 20:01:44.89 ID:v+tkSpTq0
★
圭介は、朝、誰もいない診察室の中で、硬い表情で資料を眺めていた。
そこには、以前汀がダイブ中、助けたことがある少女の顔写真があった。
以下略
472
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/19(金) 20:02:21.44 ID:v+tkSpTq0
「ああ」
『現在は関西総合病院にいるらしいけど、どうしてだか知ってるかい?』
問いかけられ、圭介は口元を醜悪に歪めて笑った。
以下略
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