過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/10/16(火) 18:12:04.26 ID:Xp8Q5vyA0
耳元から聞こえる圭介の声に、汀は小さくため息をついて答えた。

「上と下に、上限と下限がない通路と、横に隠れる場所。
多分、何かから心を守ろうとしてるんだと思う。
扉が一杯あるの。どれかが中枢に繋がってるんじゃないかな」

『お前にしては曖昧な見解だな』

「話してる暇がないからね」

『どういうことだ?』

そう言った圭介の声に答えず、汀は螺旋階段の下を見た。

黒い服を着た修道女のような女の子が二人、
ギシ、ギシ、と階段をきしませながら、昇って来るところだった。

何かを話しているが、聞こえない。


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