過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
1- 20
492:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/20(土) 22:09:01.58 ID:byJxhkJD0

★Karte.7 ジグザグパズル★

「へぇ、あなたがねぇ。マインドスイーパーっていうのかい。
小さいのに、たいしたもんだねぇ」
以下略



493:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/20(土) 22:09:43.09 ID:byJxhkJD0
かばんの中から飴を取り出し、二つも三つも汀の手に握らせる老婆。

温かい言葉と行為の攻撃に、汀はついていくことが出来ずに、
圭介に困った視線を送った。

以下略



494:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/20(土) 22:10:26.60 ID:byJxhkJD0
「は、はぁ……」

「何歳なんだい? 髪は染めてるのかい?
駄目だよ、小さい頃に染めたら、髪が痛んじまうよ」

以下略



495:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/20(土) 22:11:26.32 ID:byJxhkJD0
「ええ、そうなのよ。赤十字病院に行ったら、
自殺病の第一段階初期とか言われて、もう困っちゃうわぁ」

「だ、第一段階初期……?」

以下略



496:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/20(土) 22:12:09.57 ID:byJxhkJD0
「は、はぁ……」

「よく聞いてみたら、
ここの病院が一番スッキリ取り除いてくれるっていう話じゃないの。
少し遠かったけど、来てみたっていうわけ。
以下略



497:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/20(土) 22:13:03.78 ID:byJxhkJD0
「まぁそう言うな。息抜きも大事な仕事のうちだ。
それより、お前の見立てではどうだ、『汀先生』?」

問いかけられ、汀は手元の資料に目を落とし、
右手で器用にめくりながら言った。
以下略



498:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/20(土) 22:13:44.19 ID:byJxhkJD0
「でも……自覚症状がないんでしたら、
放置していても問題はないと思いますけど……」

汀はボソボソとそう返すと、息をついた。

以下略



499:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/20(土) 22:14:11.76 ID:byJxhkJD0
「はぁ……そうなんですか」

納得がいかない、といった風に汀が首を傾げる。

そこで圭介が汀の脇に移動し、デスクから書類の束を取り出した。
以下略



500:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/20(土) 22:14:49.67 ID:byJxhkJD0


汀は、施術室の中で、てきぱきと準備をしている圭介を見た。

老婆は、麻酔薬を導入され、ベッドに横になっている。
以下略



501:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/20(土) 22:15:27.25 ID:byJxhkJD0
「ダイブする必要がないって、どこをどうしてそう判断するんだ?」

「だって……たかがレベル1でしょ?」

伺うようにそう聞いた汀に向き直り、圭介は続けた。
以下略



953Res/544.12 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice