過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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638:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/21(日) 20:14:13.86 ID:vW73a+6T0
そして彼女は、肩口を押さえてうめいている汀に近づいて、
震えながら、上腕が両断されてしまった彼女の傷口を見た。

「ど……どうしよう……! どうしよう!
高畑先生! 汀ちゃんが……汀ちゃんが!」

『どうした? 落ち着いて状況を説明してくれ』

「汀ちゃんの腕が、ノコギリで切られて、なくなっちゃった……!」

『何?』

圭介は思わず問い返して、慌てて言った。

『回線を遮断する。汀、聞こえるか? 返事をしろ』

「……圭介……私、まだやれる……大丈夫……」

病院服を右手で破りとって、
腕の傷口を縛りながら汀はそう言った。


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