過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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64:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/10/16(火) 18:21:06.18 ID:Xp8Q5vyA0
汀は少しだけ沈黙すると、さびしそうに一言、言った。

「それが、一番楽なのかもしれないんだよ」

答えはない。

「全てを嘘にして、全てを否定して、
一番下で這い蹲ってたほうが、幸せかもしれないよ」

女の子の存在しない眼窟から、涙が一筋垂れた。

「私がそれを許してあげる」

彼女はそう言って、女の子が大事そうに抱いていた、丸い玉を手に取った。

それは白く光り輝いていて、「真実」と書いてある。

「無理して真実になんて、気づかない方がいいよ」


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