過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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652:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 19:34:15.98 ID:NmcSo/nB0
振り返った二人の耳に、大量の、
キチキチキチキチキチという、機械の部品がこすれる音が響く。

幾十、幾百もの「物体」が、こちらに向けて近づいてきていた。

「二分三十秒でいいんだな、坂月!」

高畑がそう言って腕を構える。

坂月と呼ばれた少年は、
自分達を取り囲む「物体」の大群を見回し、
一瞬だけ口の端を吊り上げて笑った。

しかしすぐに無表情に戻り、
唖然としている大河内の頭を、ポン、と撫でる。

「いや、一分三十秒でいい」


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