過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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771:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/23(火) 22:09:34.57 ID:fuTWsXwH0
理緒と同じくらいの年の頃だろうか。

彼は、売店で買ってきたのか、
手にピルクルの瓶と、菓子パンを数個持っていた。

それを理緒に差出し、ぎこちなく笑う。

「た……た…………たっ……」

慎重に言葉を選ぶように、断続的に発音し、
彼は息を吸って、そして一気に言った。

「た……べ……る?」

「え……あの……」

理緒はいきなりのコミュニケーションについていけずに、
どぎまぎしながらそれに答えた。


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