過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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793:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/23(火) 22:24:28.33 ID:fuTWsXwH0
『汀、仕事に集中しろ』

「分かってる」

「高畑先生! 犯罪者って本当ですか?」
以下略



794:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/23(火) 22:25:06.27 ID:fuTWsXwH0
前方に、赤い車が見えてきた。

もはや気を失ってもおかしくないほどの恐怖が、
彼女を襲っていた。

以下略



795:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/23(火) 22:25:54.95 ID:fuTWsXwH0
「え……?」

そこで初めて、汀は理緒の方を見た。

「せんせが、死にそう?」
以下略



796:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/23(火) 22:26:22.26 ID:fuTWsXwH0
「理緒ちゃん、すぐに怖いのは終わるから。大丈夫。私がいる」

「汀ちゃん……」

鼻水を啜り上げながら、理緒は、途切れ途切れに口を開いた。
以下略



797:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/23(火) 22:26:59.26 ID:fuTWsXwH0
「私の記憶を消したのね……何で!」

『仕事があるからだ』

「戻る。すぐに戻る!」
以下略



798:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/23(火) 22:27:34.40 ID:fuTWsXwH0
そして理緒に

「ぶつかるよ!」

と叫んでから、前方でエンジンを高速で回転させている赤い車の後部に、
以下略



799:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/23(火) 22:28:10.94 ID:fuTWsXwH0
そして何度も回転しながら、崖下に車が落ちていく。

パトカーをスピンさせながら急停止させ、
汀はヘッドセットに向けて叫んだ。

以下略



800:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/23(火) 22:28:38.81 ID:fuTWsXwH0
ぐんにゃりと、景色……
いや、「空間」それそのものが歪んだ。

まるでコーヒーにミルクを入れてかき混ぜるように、
汀達を包む空間がドロドロになり崩れていく。
以下略



801:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/23(火) 22:29:31.66 ID:fuTWsXwH0


「患者の死亡が確認された。死因はショック死だ」

圭介が淡々とそう言う。
以下略



802:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/23(火) 22:30:11.05 ID:fuTWsXwH0
「……知ったことじゃないよ」

「それでも特A級マインドスイーパーか。
呆れてものも言えないな」

以下略



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