過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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817:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/24(水) 19:46:59.50 ID:vFBSZDNN0
「そうなんだ」

一貴の隣に腰を下ろし、岬は病院服の裾を直した。

そして、ジーンズにTシャツ姿の一貴を、不思議そうに見る。

「ねぇ、どうしていっくんは普段着でいられるの?
夢の世界では、単純なものしか具現化できないはずだよね」

問いかけられて、一貴は肩をすくめた。

「それは、医者が勝手に決めたルールだよ……
所詮夢なんだ。やろうと思えば、何でもできる」

そう言って、彼は足元の砂を手で掴んだ。

そしてギュッ、と握り、手を開く。

そこには、クリスマスツリーの先端につけるような、
キラキラと輝く、手の平大の星があった。


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