過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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856:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/24(水) 20:12:23.37 ID:vFBSZDNN0
「私たちをあんなところに送り込んでおいて、
よく無表情でそういうことが言えますね」

理緒にしては珍しく、怒りを前面に押し出した口調だった。

圭介は押し黙ると、
理緒の隣の車椅子でボーッとしている汀に目をやった。

「何とか言ったらどうだ、汀。お前の夢に変種が出てくるなんて、
俺は初めて聞いたぞ」

「……言ったことないもん」

汀はかすれた声でそう言って、クマの浮いた目を圭介に向けた。

「勝手に私の夢の中にダイブしてきて、
そういうこと言われるのって、結構心外だな」

「…………」

圭介は自分を睨んでいる理緒を見てから、息をついて肩をすくめた。


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