過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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866:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/24(水) 20:18:03.83 ID:vFBSZDNN0
しばらくして、ポスン、という音を立てて、二人が雲の上に着地する。

雲はまるで綿菓子のようで、きちんとした地面としての質感がある。

理緒は腰を抜かして、その場にしりもちをついて呆然としていた。

そして汀と顔を見合わせる。

『どうした? 状況を説明してくれ』

圭介にそう問いかけられ、汀はヘッドセットのスイッチを切って、
脇に投げ捨てた。

それを見て理緒が慌てて口を開こうとして
――汀の手に、口をふさがれる。

汀は理緒のヘッドセットも同じように雲の下に投げ捨てた。

「何するんですか! あれがないと、私達帰還できないですよ!」

「タイミングが分からないだけで、
圭介が強制遮断すれば元に戻れるよ」


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