過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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885:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/25(木) 17:21:52.06 ID:CgQnpWSV0
「工藤さんたち!
あんなに沢山のマインドスイーパーに囲まれて、殺されちゃうよ!
高畑先生、酷すぎます!」

「理緒ちゃん、何か勘違いしてない?」
以下略



886:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/25(木) 17:22:26.85 ID:CgQnpWSV0
――なぎさちゃん。

――僕達はずっと一緒だよ。

――だから、記憶を共有しよう。
以下略



887:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/25(木) 17:23:13.08 ID:CgQnpWSV0
そこで汀は、理緒に強く肩を揺さぶられて、ハッと目を覚ました。

いつの間にか地面に四つんばいになり、
頭を抑えてうずくまっていたのだった。

以下略



888:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/25(木) 17:23:45.24 ID:CgQnpWSV0
うわごとのように呟き、汀は唇を強く噛んだ。

血が、彼女の口元から垂れて地面に落ちる。

「行こう、理緒ちゃん」
以下略



889:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/25(木) 17:24:25.61 ID:CgQnpWSV0

★Karte.12 スカイフィッシュ★

そこは、東京都上野駅の、ヨドバシカメラがある、
アメ横に繋がる通りだった。
以下略



890:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/25(木) 17:25:06.75 ID:CgQnpWSV0
汀は手近な一人を蹴り飛ばして傘を奪うと、
理緒に手を貸して、ヨドバシカメラの中に入った。

店員も携帯電話に向かって何事かを話している。

以下略



891:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/25(木) 17:25:46.69 ID:CgQnpWSV0
そう言って汀は、軽々と理緒を背中に背負うと、立ち上がった。

「スカイフィッシュにやられた傷は治りが遅いの。
下手したら治らないこともあるわ」

以下略



892:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/25(木) 17:26:19.86 ID:CgQnpWSV0
「中枢に繋がる道はどこでしょう……」

「それより、どうして上野なのか、心当たりはある?」

汀に問いかけられて、理緒は首を振った。
以下略



893:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/25(木) 17:27:03.05 ID:CgQnpWSV0
理緒がダイブできるような状態ではないことを確認して、
汀は彼女を背負い直し、
ヨドバシカメラの脇から顔を出して、外を見回した。

「……多分、この人にとって思い出が深い場所なんだ。
以下略



894:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/25(木) 17:27:38.02 ID:CgQnpWSV0
「いいの? 汀ちゃん……」

理緒は言いよどんで、そして意を決したように言った。

「高畑先生は何かを隠してます。
以下略



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