過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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91:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/17(水) 07:34:29.49 ID:FW+Jr7MZ0
「お前に言われなくても、それは分かってるよ」

柔和な顔立ちをした圭介とは違い、
大河内は髭をもみ上げからアゴまで生やした、
熊のようないでたちをしていた。

そこで、ガラスで覆われた部屋の向こう側
……真っ白い壁と床、そして薄暗い蛍光灯の光に照らされた施術室の中で、
車椅子の汀が、もぞもぞと動きにくそうに体を揺らすのが見えた。

圭介はため息をついて、彼女の方に足を向けながら呟いた。

「これで六回目のダイブ失敗か」

「元々無茶なダイブなんだ。特A級スイーパーでも難しいことは分かっていた」

大河内がフォローするように言う。


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