過去ログ - まどか「杏子ちゃん、それはちょっと食べすぎじゃない……?」
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41: ◆GnIWQD74f.[saga]
2012/10/21(日) 13:39:41.85 ID:9y197bi8o
「あれ……? なんか……違うような……」

「……いいや。まどかの言う通りだね。あたし達がまどかの事であんな喧嘩をしてしまったのが悪いんだ……。悪かったね、さやか」

「えっ!? ……あ、うん。……杏子、あたしもごめんね」

 そうして二人は手を取り合って謝りあい、仲直りをしていました。わたしはそんな光景を見て、嬉しくなって笑顔になってしまいました。

「ああ、良かった〜! 二人が仲直りしてくれて……」

「あははは……」

「へへへ……」

 二人は、とっても楽しそうに笑っている様にわたしには見えました。
それからすっかり仲良くなった二人が修行を再開して、その場をわたしは見守っていました。

「さやか、あたしにいい考えがあるんだ」

「なあに、杏子?」

「たしか、さやかは剣を創れるんだよな。それは、どのくらいの距離まで創れるんだい?」

「うーん……。まあ5メートルくらいじゃない?」

 さやかちゃんからそう聞いた杏子ちゃんは、とっても楽しそうにさやかちゃんに説明をしていました。

「そうか! そのくらいなら、アレができるぞ!」

「アレって何よ……?」

「簡単な事さ。剣を上にたくさん創ってから降らせるんだよ!」

「おお〜。なんか楽しそうだ!」

「早速やってみなって!」

 そうして、さやかちゃんから少し前の上空から大量に剣が現れて、その大量の剣の向きを斜め下に固定しました。

「てやあ!」

 さやかちゃんの掛け声と共に大量の剣は前方へと降り注いで、ザクザクっと音を出しながら地面に大量の剣が刺さります。

「……なんかしっくり来ないな」

 その様子を見ていた杏子ちゃんは、少し残念そうにしていた。

「そうだね……。これじゃ威力がなさすぎるよ」

 二人のそんな会話を聞いたわたしは、驚いてしまいました。

「えっ? 今ので駄目なの……?」

「うん、なんていうのかな。これならまだ、自分で剣を投げた方が威力があるかなあ」

 さやかちゃんはちょっぴり悲しそうにしているように、わたしには見えました。

「そうだね。……はあ、いい技だと思ったんだけど」

 杏子ちゃんもさやかちゃんと一緒になって、悲しそうにしていました。そんな二人を見たわたしは、
何かいい方法は無いかと考えて、パッと思いついた事を口にしてみました。

「……あ。それじゃあ、さやかちゃんの身体能力を活かして大ジャンプした後にさっきと同じ事すれば良いんじゃないかな?」

「そうか……! その手があったか!」

「おおう、流石はまどか! あたしの嫁だあ〜」

そう言いながらさやかちゃんがわたしに抱きついてきました。

「もう、さやかちゃんったら……」

「コラ! ちゃんと真面目にやれよさやか!」

 杏子ちゃんはまた、すごい形相でさやかちゃんの事を睨んでいました。

「おお怖い怖い。それじゃあ、いっちょやってみますかね〜!」

 さやかちゃんはわたしから離れた後に上空へと大ジャンプして、大量の剣を創り出しました。


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