過去ログ - まどか「杏子ちゃん、それはちょっと食べすぎじゃない……?」
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[sage]
2012/10/17(水) 23:19:32.51 ID:aLC2eMFno
「杏子ちゃん……、そのお話って……もしかして、杏子ちゃんのお話なの……?」
杏子ちゃんのお話の意味を感じ取ってしまい、わたしの目から涙が止まらなくなりました。
「……っ! ああ、そうだよ……」
「……辛かったよね、大変だったよね……!」
わたしは、悲しくて今にも泣き出しそうな顔をする杏子ちゃんに耐えられなくなり、杏子ちゃんの隣に行って、
そのまま抱きついてしまいました。
「うう……」
「わたしにはこんな事しか出来ないけど……。どうか自分を追い詰めないで……」
「……うわあああぁぁぁぁぁん!!!」
杏子ちゃんから緊張の糸が抜けて、思い切りわたしの胸の中で泣いてしまいました。
「大丈夫だよ……。もう何も恐く無いから……」
わたしは、そんな杏子ちゃんの頭を優しく撫で続けました。杏子ちゃんが落ち着くその時まで。
そして、しばらくして落ち着き泣きやんだ杏子ちゃんは、いつもの様にスッカリと元気になっていました。
「あ〜、思いっきり泣いたらスッキリした! まどか〜、お腹空いた!」
「えへへへ! もうすぐ頼んでたモノが来るよ!」
「あはは、楽しみだぜ!」
杏子ちゃんはさっきまでとは打って変わって、もの凄くテンションが高かったです。
(えへへ! ……良かった、元気になってくれて。)
「あー、えっと……その……」
「ん? どうかしたの、杏子ちゃん」
杏子ちゃんは、照れくさそうにモジモジとしていました。
「悪いね、食事時にこんな話しちゃってさ」
「えっ!? ううん、良いの! 杏子ちゃんの事を沢山知る事が出来たから!」
わたしがそう言うと、杏子ちゃんの顔がバラの様に赤くなり、わたしから目を逸らしてしまいました。
「へへ……。照れるじゃないのさ……」
「えへへへ! 杏子ちゃん、カワイイ!」
「バっ……! もう……調子狂うなあ」
杏子ちゃんは恥ずかしいのか、わたしとは目を合わせようとはしてくれませんでした。
そして、杏子ちゃんが待ちに待った沢山のお料理達がやって参りました。
流石に量が多すぎるせいか、ウェイターさん一人とウェイトレスさん二人の合計三人で、料理を運んできてくれました。
その中のウェイターさんが、冷静に頼んだメニューを読んでくれたおかげで、わたしだけが恥ずかしくなってしまいました。
「お待ちしました。ジューシーハンバーグ200gとサーロインステーキ200gにカルボナーラ大盛に特大チョコパフェ、
それとナポリタンとジンジャーエールをお持ちしました。以上でよろしいでしょうか?」
「はい、大丈夫です。ありがとうございます」
どかどかと、テーブルの上に頼んだ料理達が並んでいきます。
よくテーブルからお皿が溢れなかったなあと、わたしは感心してしまいました。
「うひゃあ、うまそー!」
「うわあ……すごい量……。杏子ちゃん……、本当に食べ切れるの?」
「あったりまえでしょ! 第一残すなんて……あたしは食べ物を粗末にする奴は絶対に許さないぞ!」
杏子ちゃんは沢山の料理を見て、まるで子供のようにはしゃいでいました。
「えへへへ! それでは、いただきます!」
「いただきまーす!」
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