過去ログ - 京太郎「親戚の家に来てもう一ヶ月か……」玄「おまかせあれ!」その4!
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591: ◆eEToI2r5Sc
2012/11/19(月) 21:53:52.01 ID:IP3mzov50

トシ(……あの子が言ってたねぇ、須賀くんはスポンジの様に経験を吸収するから教えがいがあると……成る程確かに、なら……)

トシ「しっかり勉強はしたみたいだね、なら次は本番と行こうじゃないか」グイッ

京太郎「ほ、本番……?」

トシ「須賀くん……あんたはエイスリンから何を感じとった?」

京太郎「……なんと言うか、上がり役から河の牌まで自分の好きなように描いてるような……自分でもなに言ってるかよくわかんないけど……そんなふうに感じました」

トシ「そうだね……エイスリンは卓上に理想の牌譜を描き出す、なら須賀くん」

トシ「今度はエイスリンと同じことをしてみたらどうだい?」

京太郎「……はいっ?」ポカーン

エイスリン「トシセンセー?」

京太郎「……いや、それはさすがに無理じゃないすか? エイスリンさんのそれは一種の才能みたいなもんじゃないですか」

京太郎「いくら真似してみても同じ様にはならないと思いますけど……」ハハ…

トシ「私はね、須賀くん」

トシ「全国各地を渡り歩いて色んな選手を発掘してきた……あんたはその眼鏡にかなったんだよ」

トシ「否定的な気持ちになる前にまず試してみな、あんたは今までの対局でエイスリンの能力を学んだ……なら次はそれを応用すりゃあいい」

トシ「ごちゃごちゃ考えなくていい、変に攻めようとか、悩んでオリる事もしない」

トシ「あんたはあんたが感じたことを卓に描き出せばいいのさ」

京太郎「……感じとった事を……卓に……?」

バイトくん「なぁ、再開しないのかー? 早くしないとバイトくんもうそろそろバイト終了の時間だし」

マスター「心配するな、既にタイムカードは押しといた」

バイトくん「マスターまだ五分早いし!!?」ガーン

京太郎(卓上に描く……俺の理想を……それができないようじゃ………全国では勝てない……)



京太郎(俺はここで、この阿知賀で最高の思い出を作りたい……! それには全国で勝てるぐらいの力が必要なんだ!)グッ

京太郎「エイスリンさん、トシさん!! 続きお願いしてもいいですか!?」




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