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255: ◆EEWQeQ.ZIg[saga]
2012/10/25(木) 23:05:35.61 ID:cjaR39+k0
1、自由行動「散歩」

貴方は適当に、校舎を歩き回る事にした。

夜の校舎と言うのも、おどろおどろしい事から夏の夜としては乙な物ではないか？
他の人にオススメする事は、絶対にないだろう。

先生３「あら？　――さん？」

暫く校舎を歩いていると、貴方は、先生と遭遇した。
夜の校舎を歩く、と言う事で少々悪い事をしている気分になっていたからか、一瞬身構えてしまった。
冷静に考えれば、校舎の玄関は開放されていたので、生徒たちはこの時間も自由に出入りしていいはずなのだ。

……たぶん。

先生３「どうしたの、こんなところに？　また、迷子かしら？」

貴方「いえ、ちょっと、散歩と言いますか……」

先生３「散歩？　それなら、外の方が良いと思うけど……」

先生３「でも、もう外も暗いし、用が無いのなら、寮に帰りなさいね」

先生３「良い子はお休みの時間なんだからね？」

そう言われた手前、これ以上の徘徊は続けられないか。
一先ず誤魔化して、再び徘徊するのも悪くないが、そこまでして続けたいかと言えば……。

貴方「分かりました……ところで、先生はどうして？」

先生３「私は、先生だもの。見回りよう」

先生３「夏休み中だからって、気は抜けないのよ。見回りは、しっかりしなくちゃ」

この人が見回りをしたところで、不安は拭えないような気もする。
まあ、役割を与えられていると言う事は、それなりに信用されていると言う事。
つまり、結構できると言う事なのだ。そう言う事に、しておこう。

先生３「じゃあ、あまり遅くまで歩かないように。さようなら」

貴方「はい。さようなら」

貴方は先生と別れた後、ちょっとだけ校舎を歩いて、部屋に戻った。

□―――――□
｜貴方の部屋｜
□―――――□

部屋に戻った貴方は、ベッドに倒れ込んだ。

そのまま目を閉じ、今日一日を振り返った。

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