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923: ◆EEWQeQ.ZIg[saga]
2012/11/10(土) 00:51:52.17 ID:8Xz8PcqS0
静かなゲームに移行したものの、貴方の体は、疲労で一杯。
ただ機械的に、時々人間としての判断を下しつつ、ゲームを進めているだけだ。

それでも、先輩は楽しんでくれたらしい。あと、会長も。

その時間も、終わりは来る。若干、貴方が望んでいた節もある。

会長「さて……そろそろ、私は降りさせてもらうわ」

先輩「えー……ど、どうして」

会長「だって、もう、十時半過ぎよ。いい加減、眠いわ」

先輩「……分かったわ。――さん、付き合ってくれて、ありがとう」

貴方「へ？　え、あ、ど、どういたしまして……」

良く分からないが、先輩の気は済んだらしい。
解放された事を知った貴方は……特に何も思わず。ただ、息を吐いた。

会長「じゃあ、失礼するわ。行きましょうか、――さん」

貴方「は、はい。先輩さん、さようなら」

先輩「ええ、さようなら。また、来てね？」

今日の事があった以上、次からは気軽に来られないような気がする。
とりあえず、何かしらの用件は引っ提げてから尋ねる事にしよう……。

そんな事を考えつつ、貴方は会長と一緒に先輩の部屋を後にした。

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