過去ログ - ハクオロ「うたわれるゴロー!」 エルルゥ「Season2!」
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29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/10/21(日) 22:29:24.76 ID:3mPNrYjSO
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彼等がクンネカムンに到着した時、ゴローとムツミは……


ゴロー「ここがオンカミヤムカイか……」

ムツミ『うん。お父様を封印する唯一の地』


クンネカムンの遥か南、『オンカミヤムカイ』に着いていた。


ムツミ『もう一人のお父様から引き離せって言っておきながら、
     途中から“転移を使わないで歩いてここに向かう”なんて……』


ゴロー「いいじゃないか。他の國の兵に、戦争が終わった事を伝えたかったんだ」


 これ以上の殺戮は無駄である事と、ハクオロがクンネカムンを仕切る事。
 特に後者について……無用な殺戮・略奪をした國に対して、
 ハクオロ皇が厳しい罰を下す、と欲深な者に言っておく必要があった。


ゴロー「……それに最後の風景くらい、自分の目で見ておきたくてな」

ムツミ『……そう』バサッバサッ…


 空に上がり、安全を確認するムツミ。暫くしてから、俺の側に戻ってきた。


ムツミ『……安全。周辺に人がいない。ムツミは疲れたから、あのコに戻るね』


 パアァッ!


 光がムツミの身体を覆い、変身していく。
 羽化や孵化といったものと同じ感じで、なかなか神秘的。


カミュ「はへぇ〜…これからどうしよう……」


 ……厳かな雰囲気がカミュの気の抜けた声で少し軽くなった。


ゴロー「なるようにしかならないだろう」

カミュ「お姉様達、大丈夫かなぁ? ちゃんとご飯食べてるかな……」

ゴロー「心配はしなくても平気だ。あそこのメシはなかなか旨い。それより――」


 グルル… グゥ〜〜!


ゴロー「……カミュがそんな話をするから、
     俺の腹がムックルになっちゃったじゃないか」

カミュ「ぷふっ! ホ、ホントだ。ムックルの鳴き声みたい!」アハハッ

ゴロー「何か食べよう。カミュも腹が空いたろう」

カミュ「そーだね。お腹ペコペコのペコちゃんだよ〜」

ゴロー「何があったかな……」 ガサ ゴソ… ゴソ…

    「……モロロしか無い」


カミュ「…………とりあえず、厨房や蔵で食べ物を探そっか」

ゴロー「……壊れてなければ、な」チラッ


……彼等が居るのは『オンカミヤムカイの都』。
クンネカムンの侵攻により、建造物の多くが壊された土地である……



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