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552: ◆H7NlgNe7hg[sage saga]
2012/11/29(木) 06:16:24.45 ID:lqapAszKo

岡部「!?」

鈴音「!?」

束「ほよ?」

 しばらくして、教員である“山田 真耶”のアナウンスが入った。

真耶「緊急事態です! 対象“UNKNOWN”は施設の迎撃システムを全て破壊し施設内に侵入しました!!」

岡部「なっ……」

鈴音「何よ、また!? ここでも!?」

束「ほー……」

真耶「各人、教員や施設職員の指示に従って避難して下さい!」

千冬「聞こえたな、相手は市街戦想定リンクで暴れまわっている。恐らく──“亡国機業”だろう。専用機持ちは作戦室に集合、こちらで指示を出す」

 “亡国機業”-ファントム・タスク-
 幾度だが、岡部も耳にしてある単語だった。

 一夏や、楯無に気をつけろと言われている相手。
 危険な相手だと。

鈴音「ちょっと! 何ぼさっとしてんのよ、行くわよ!」

 呆然としている岡部に声をかける鈴音。
 岡部が呆然とするのも当然であった。

 ついこの間まで一般人であった岡部である。
 このような緊急事態に、とっさに指示通り動く事など簡単に出来るはずが無かった。

束「はいストーップ!! 大陸の子はちょっと、黙っててね」

 岡部を連れて行こうとする鈴音に待ったをかける束。
 有無を言わせない何かがあった。

束「君君ぃ、チャーンスだよコレは」

岡部「なにを言っているんだ……」

 “ALERT”が鳴り響く中、束は笑顔を作っていた。
 明らかに異常である。

 そんな笑顔を見て、岡部は束に恐怖すら感じた。

束「丁度ISを展開しているしさ、これはもうヤッちゃうべきだよね、そうするべきだよね」

鈴音「──なっ」

 束が何を言おうとしているか、鈴音は即座に理解した。
 この女は──この科学者はデータを取るために目の前の人間を戦場へ送り出そうとしている。

 戦力も何もわからない状況で、単機出撃すればどうなるかなど想像に容易い。
 それでも稀代の天才は笑顔を浮かべて、ソレを促していた。
 


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