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554: ◆H7NlgNe7hg[sage saga]
2012/11/29(木) 06:18:22.26 ID:lqapAszKo

鈴音『良い? 先ず、敵の戦力を探るわよ。そしてなるべく戦闘は避ける、戦闘になった場合も時間を稼ぐ』

岡部『……』

 鈴音の頭は自身も驚くほど冷やかだった。
 全身がピリピリと緊張で痛む。

 岡部は何が起こったのか、理解が追いついていなかった。

鈴音『IS学園には度々こう言った襲撃があんのよ』

岡部『話しには聞いた事があるが……』

鈴音『集中しなさいよね。でないと……怪我じゃすまないわよ』

岡部『……』

 何時になく本気な声色の同学生。
 否応無く、これが現実であることを岡部の脳は理解していく。

 ──襲撃。

 岡部にとって最も嫌いな言葉の1つ。

岡部『俺は素人だ……お前の指示に従おう』

鈴音『何よ、素直じゃない……』

 呆気に取られたような顔を作る鈴音。
 岡部は鈴音に2戦2勝している、結果だけを見るのならばこの場合、作戦を考えるのは岡部になる。

 しかし、岡部はあっさりとその権利を鈴音に譲渡した。

岡部『これは遊びじゃない。お前の方が、こう言った状況への対応などに慣れているだろう』

鈴音『まっ、まぁね……』

 代表候補生としての、有事の訓練。
 そして度重なるIS学園での襲撃を経験している鈴音。

 短い思考の中で、鈴音に指揮を任せるのが最善だと岡部は答えを弾き出した。

鈴音『そんじゃま、行くわよ……』

岡部『あぁ……』

 市街エリアに続く扉へ辿り着く。
 鈴音の頭ではいち早く援軍……一夏の登場を願っていた。
 


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