過去ログ - Steins;Stratos -Refine- U 
1- 20
559: ◆H7NlgNe7hg[sage saga]
2012/11/29(木) 06:20:42.63 ID:lqapAszKo

千冬「そうか……」

箒「あっ、姉が……来ているんですか?」

千冬「あぁ」

 千冬は簡潔に答える。
 しかし、それ以上口を開こうとはしなかった。

楯無「(篠ノ之博士が来ているこの状況で襲撃……ちょっと、タイミングが良すぎるわね)」

 勘繰る楯無。
 それもその筈で、IS学園を襲撃する無人IS。

 証拠こそ一切出ないものの、犯人の姿は浮かんでいた。

真耶「市街アリーナで職員が襲撃者と戦闘中! モニター出ます!!」

 真耶の声と共に映し出されるモニター画面。
 そこには“サイレント・ゼフィルス”に無残にも、嬲られている2機のISの姿があった。

セシリア「“サイレント・ゼフィルス”……っ!!」

 声をあげたのはセシリアだった。
 “サイレント・ゼフィルス”は英国で開発されていた第3世代機であり、“ブルー・ティアーズ”の姉妹機にあたる存在だった。

ラウラ「と言う事は……やつか」

一夏「……」

 一夏の表情が一段と引き締まる。
 自分の命を狙ってきた、実の姉の顔を持つ“織斑 まどか”と名乗る存在。

 拳を握る力が徐々に強まっていく。

一夏「ちふ……織斑先生……どうするんですか?」

千冬「相手の目的が不透明すぎる。迂闊に手出しは出来ん」

一夏「でもっ! このままじゃ、職員の人達が──」

千冬「お前が行って、救えるのか?」

一夏「……」

 有無を言わさぬ千冬の言葉。
 一夏は歯を食いしばり、俯くことしか出来なかった。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/724.46 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice