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562: ◆H7NlgNe7hg[sage saga]
2012/11/29(木) 06:22:27.56 ID:lqapAszKo

鈴音『──で、今どんな感じ?』

岡部『“嬲っている”と言う表現が適切だな。止めを刺さず、遊んでいるように見える』

鈴音『ったく、何が目的なのよ毎回毎回っ!』

岡部『……どう叩く?』

鈴音『倫太郎は常に私へ状況を教えて。アンタの方が視野が圧倒的に広いしね』

岡部『わかった』

 キョロキョロと市街地を舐めまわすように視線を配る。
 鈴音は冷静に、冷やかに現状を理解しようと努めていた。

 ──鈴音っちはあれっスね。短気すぎるっス。もうちくっと冷静に対処した方が良いっスよ。

 先輩に釘を差された。
 自身でも気付いている欠点。

 代表候補生としてのプライド。
 中国はその人口の数から、代表候補生に選ばれるだけでも他国に比べて難関であった。

 数々のライバルを打ち破り、やっと専用機を手に入れた。
 それが鈴音からすれば、ぽっと出の岡部に負けたことが悔しくて仕方が無かった。

 頭に上った血は冷め遣らず、午後の戦闘にも響きあえなく連敗。
 そんな自分に指揮を任せると言ってきた岡部の言葉が、鈴音はたまらなく嬉しく感じた。

鈴音『(アタシがしっかりしなきゃ……)』

 市街戦アリーナの作りを頭に叩き込む。
 頼りの綱は、岡部の策敵能力。

 これをフルに活用し、相手にダメージを与えヒット&アウェーを繰り返す。
 単純なようだが、コレが一番安全かつ効果が認められる。

鈴音『相手の装備はわかる?』

岡部『長大なライフル……銃口の先に剣も見える。銃剣のようだ』

鈴音『ライフルか……』

岡部『ビット兵器のような物も見えるが、稼動はしていないようだ』

鈴音『オッケー。わかったわ。良い、作戦は簡単よ──』 
 


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