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564: ◆H7NlgNe7hg[sage saga]
2012/11/29(木) 06:23:31.21 ID:lqapAszKo

職員『つっ、強い……』

職員2『自力が……違いすぎる……』

エム『……』

 2人の職員はエムに良いようにあしらわれていた。
 剣で挑めば、銃剣で捌かれ空いた手で殴られる。

 狙撃をしようにも、回避され返す刀で四肢を狙い打たれる。
 そうして徐々に徐々に、破壊されていった。

職員『目的は何……』

エム『雑魚に用は無い』

職員2『専用機……か』

 自分達は襲撃者の目的である専用機を引き出す餌だと言うことを、彼女らは理解した。
 そして、相手を倒す事は愚か引くことすら出来ないことも。

 彼女達はこの施設の職員であり、管理者でもある。
 軍事施設に近いこの施設に、単機での襲撃など想定されていない。

 いわんや、あったとしても迎撃システムでそれを拒む事が出来る。
 その為、施設内の防人は彼女等しか存在しない。

 数の少なさに不安を覚えるが、ISのコアは量産機を含め467。
 その内の2つを割いているのだから、実際はかなりの防御力を誇っていると言って良い。

 そしてその2つを任されている彼女等の実力も、折り紙つきである。
 そんな2人だったが──。

職員『参ったわね……』

エム『そろそろ片方には死んでもらう。餌は2ついらない』

 ──ジャキッ。

 眼前に迫る“スターブレイカー”。
 職員の乗る“打鉄”にはもう殆どエネルギーが残されていなかった。

 至近距離で星砕きを放たれれば命は無い。

エム『……』

職員2『あ、あ……』

 コンマの世界だった。
 数コンマ、その表示がエムのバイザーに表示されなければ職員の頭部はこの世から消え失せていただろう。

 《-警告-ロックオンされました》

 振り返るがもう遅い。

 IS“甲龍”に装備された機能増幅パッケージ。
 “崩山”により大幅に火力を増大された拡散衝撃砲が、無防備状態の“サイレント・ゼフィルス”に襲い掛かった。
 


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