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782: ◆H7NlgNe7hg[sage saga]
2013/01/15(火) 01:36:06.26 ID:vK3+QNrco

シャル『ほらほらっ! 一夏、僕は今ブレードを装備しているよ!』

一夏『くそっ……なら、俺だって──』

 遠目に2人の戦闘を眺める。
 距離を取って見ればわかるが、シャルロットの上手さはスラスターを使っての機敏さであった。

 前進、後退。
 バックブーストを行う際であっても、バランスを崩さずに体勢を難なく維持している。

 縦横斜めと縦横無尽にスラスターを吹かし動き回り、間合いを保ち戦う。
 右へ体重を傾けたと思いきやその体勢のまま逆方向へと移動している。

 目の前でソレをやられたならば、混乱するのも当たり前だと岡部は思った。

岡部『教えを請うのは良いが、あれは教わって出来るものではないだろう……』

 目線を使ってのフェイク。
 体勢を使ってのフェイク。

 シャルロットの動きは全てが相手を惑わす動作に直結していた。
 間合いを読もうと彼女の動きを追えば追うほど、泥濘にはまる。

シャル『目で追って確かめてからブレードを展開してたんじゃ、間に合わないよっ!』

一夏『あぁっ、くそっ!』

 良いように遊ばれ、あしらわれている。
 普段の一夏とシャルロットであればこれほどの実力差はない。

 間合い、そして武装を頭で考え行動する。
 この取り決めが一夏の感性を殺し、結果的にシャルロットの圧倒的な優位性を促していた。

 織斑一夏にとって、頭で考えて戦うと言うのは絶望的に向いていない。
 この訓練での収穫はソレと言えた。
  


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