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786: ◆H7NlgNe7hg[sage saga]
2013/01/15(火) 01:38:12.02 ID:vK3+QNrco


一夏「さて、と。話して貰えんのかな?」

紅莉栖「……」

 廊下から場所を移し、IS整備室へと足を運んだ2人。
 パイプ椅子に腰を下ろしたは良いが、紅莉栖は俯いたままだった。

 どうしよう、ここまで来てしまった。
 話すべきなのか、たとえ土下座をしてまでも協力を請うべきなのだろうか。

 ──父のために。

 岡部に相談は出来ない。
 すれば、彼はきっと情報をくれてやれと言うだろう。

 それは出来ない。
 科学者である彼女がそれをさせない。

 “石鍵”の能力を明らかにしたいと言う知的好奇心はある。
 けれど、それは空けてはならないパンドラの箱であると本能が告げてもいた。

 ましてや“IS国際委員会”などと言う権威と金が怨嗟する社会に報告など出来ようはずもなかった。
 であればどうすれば良いか。

 一番ダメージが少ないのは“白式”のデータを渡すことだろう。
 どう客観的に見積もってもそのデータで世界が崩壊することはない。

 “織斑 一夏”の商品価値はそれによって下がってしまうかもしれない。
 苦しい選択ではあるが、天秤にかけるとするならば──。

紅莉栖「────ッ」

 ゆっくりと口をあける。
 意を決した紅莉栖が言葉を紡ぎ始めた。

 その瞳には涙が滲んでいた。
 けれど、強い決心。覚悟のようなものも写っていた。 
 


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