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811: ◆H7NlgNe7hg[sage saga]
2013/02/21(木) 14:41:29.69 ID:p02BUFyyo



一夏『あああぁぁぁあああぁぁぁあああぁぁぁ!!』

岡部『ぉぉぉおおおぉぉぉおおおぉぉぉおおお!!』

 衝突する二機のIS。
 頭から正面衝突を果たし、アリーナへと力なく倒れこんだ。

ラウラ『それのどこがコンビネーションだ、息が合ってないぞ』

 ラウラの展開する“黒い雨”から放たれたワイヤーブレード。
 その両端が“石鍵”と“白式”の両足首に絡まっている。

一夏『はぁっ、はぁっ……いきなり、コンビネーションで戦えって言われたって……』

岡部『むっ……無茶すぎるだろう、眼帯、娘っ、よ……』

 肩で息をする2人。
 練習が始まってから数時間、一切の休憩もなく戦い続けていた。

 疲れで動きが鈍り、簡単に捕縛されてしまう。
 ここ一週間で蓄積された疲れが全て放出され、2人の体を重くしている。

ラウラ『この程度で疲労を顔に出すとは……情けない嫁だ』

 比べてケロりとした表情を見せるラウラ。
 運動量で言えば2人を凌ぐほどであるが、鍛え方が違っている。

岡部『ちょ、ちょっとは休憩をだな……」

ラウラ『駄目だ。アリーナの使用時間は残り1時間。これを真っ当して本日の訓練は終了とする』

一夏『つまり……終わるまで終わらないってことだな……』

ラウラ『そう言うことだ。さぁ立ち上がれ、それともワイヤーを使い立たせて欲しいか……?』

 地獄のような時間が過ぎる。
 強い、弱いの問題ではない。

 疲労と痛み。
 この2種類のみがアリーナには存在している。

 ラウラは宣言通り使用時間目一杯まで訓練を続け、2人は一応の形でこの訓練を耐え切った。
 訓練終了後のシャワータイム。

 2人は汗を流した後、打ち合わせることもなく更衣室で倒れこみ貪るように睡眠を取った。
 寮長である千冬に叩かれ起こされたのは訓練終了後3時間後のことであった。
 


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