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816: ◆H7NlgNe7hg[sage saga]
2013/02/21(木) 14:44:10.44 ID:p02BUFyyo

紅莉栖「(ふふ……なんか、久しぶりだな。こう言うの)」

 牛丼を頬張りながら思う。
 自分には本当に余裕がなかったんだと言うことを。

 そして肩の荷はおりた。
 明日を過ぎれば翌日は“全学年個人別トーナメント”である。

 岡部を“石鍵”をサポートしてやらねばならない。

紅莉栖「(がんばらないと)」

 甘辛い味付けが人気の牛丼を食べながらそう心に決める。
 5人娘の地獄ラリーを走破した。と言うことは明日は1日フリーなのだろうか。

 そんなことを思っていると──。

楯無「2人とも、お疲れさまーっ!」

 いつも通り、いつもの如く。
 まるでソコに最初から居たかのように“更織 楯無”が現れた。

 広げられた扇子には“神出鬼没”とある。

一夏「……」

岡部「……」

 無茶苦茶な登場であるにも関わらず、男子2人の反応は鈍い。
 と言うよりも反応する気力もないようだった。

楯無「あらあら、まぁまぁ。だいぶこってりと絞られたようね」

 ジロジロと嘗め回すように2人を見つめる。
 この五日間の疲労が簡単に見て取れる状態であった。

楯無「うんうん。明日はおねーさんに任せてね?」

紅莉栖「……えっ」

 楯無の決定事項について最初に声をあげたのは、他の誰でもなく紅莉栖であった。
 明日を越えればトーナメント本番である。

 前日は体を休め“IS”の整備に時間をかけるのが定石なのでは、と。

楯無「うんっ。大丈夫、安心してかいちょーである私に任せなさいっ」

 いつのまに書き直したのか扇子の文字は“心配無用”と達筆に書かれていた。
 


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