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826: ◆H7NlgNe7hg[sage saga]
2013/02/25(月) 03:18:09.14 ID:G92jtprSo



セシリア「〜〜♪」

 鼻歌交じりで熱いシャワーを全身に浴びる。
 本音を言えばバラを浮かべたバスタブにゆっくりと浸かりたいところであったが、ここは自宅ではない。

 リフレッシュ方法として満点は出せないが、それでもセシリアにとってシャワータイムは重要なものであった。

セシリア「明日は、トーナメント本番……」

 全身を包むソープが次第に流されていく。
 胸よりも臀部が強調されている肢体は、高校生と言えど男性を魅惑するに充分なものである。

セシリア「必ず……必ずわたくしが優勝して……」

 思いは同じである。
 箒が感じているように、セシリアもまた紅莉栖を脅威としてみなしていた。

 どうやら、一夏にとって女性のバストやウエスト。ヒップサイズは関係がないらしい。
 それで心が動くような男であれば自身に言い寄ってこないはずがない。

 学園でも自身ほどスタイルと顔立ちが整っている女性はそういない。
 セシリアはそう決め付けていた。 

 にも関わらず、一夏は一向に口説こうとする気配すら見せない。
 であれば──。

セシリア「わたくしに足りないもの、それは」

 強さ。

 実姉である“織斑 千冬”ほどの実力が必要なのだと思っていた。
 年齢を重ねるには時間がかかる。

 年上補正がない以上、紅莉栖を凌駕する魅力が必要だ。
 ボディーラインは完勝しているが、他になにが足りないのか。

 強くなれば、千冬のように実力があれば一夏は振り向いてくれる。

セシリア「わたくしの魅力に気付かせるのは、後で構いませんわ……」

 まずは実力。
 トーナメント優勝者と言う箔が必要である。

セシリア「指し当ってはトーナメント優勝のラベルをいただき、その後に一夏さんを」
 
 何時になく気合が乗る。
 近頃は集中力のキレが良く“偏光射撃”の精度も上がってきていた。

セシリア「……」

 右腕を突き出し、指先を銃口に見立て鏡に映る自分を指差した。

セシリア「ばん」

 瞳の置くに映る想い人。
 一夏のハートを射抜く弾丸を射出した。
 


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