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842: ◆H7NlgNe7hg[sage saga]
2013/03/01(金) 03:35:56.39 ID:Hb1g5ViGo


……。
…………。
………………。


一夏「……」

岡部「……」

 呼吸と精神を整え無心を作る2人。
 楯無も同様に禅を組み、精神的に遠い位置から2人を見つめていた。

楯無「(一夏くんは大丈夫ね。気合の乗りが良い……)」

 一夏は頭を空っぽにしつつ、芯は熱く。
 明日のトーナメントを見据えた禅を組んでいた。

 剣道を嗜んでいたこともあり、この辺り一夏は問題なしと言える。

楯無「(問題は……)」

岡部「……」

 岡部だった。
 外からみればしっかりと禅は組まれている。

 呼吸の乱れもなく体の揺らぎもない。
 無論、眠ってもいない。

岡部「……」

 けれど、心はざわついていた。
 楯無だからこそ感じ取れる程度のざわつきである。

楯無「(倫ちゃんはいったい、なにを考えているのかしら……)」

 きっとトーナメントのことではない。
 試合のことを考えているのであれば、戦闘に対する鼓舞や不安の色が現れるはず。

 けれど、岡部の放つ雰囲気はそのどれでもない。
 明日のトーナメントに対するものではなく、漠然としたもっと大きな何かに対する事柄を抱えている。

 楯無が感じ取ったものは、そう言うものだった。
 


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