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856: ◆H7NlgNe7hg[sage saga]
2013/03/06(水) 02:21:55.34 ID:+PGmaAWdo

 
……。
…………。
………………。


岡部「なぁ、助手よ」

紅莉栖「ん?」

 食堂。
 珍しく、2人きりで食事を取っていた2人は会話も無く夕飯を口に運んでいた。

 牛丼を食べ終え、煎茶を啜っていた紅莉栖に岡部が口を開いた。
 声のトーンは重々しい。

岡部「近頃考えるんだ……俺は何時まで、このような生活を続けるのかと」

紅莉栖「それって、どう言う意味?」

岡部「何時まで……ISに乗り続けなければならない」

 伏せ目がちに呟く。
 声色からして、岡部がふざけている訳ではないと紅莉栖もわかっている。

紅莉栖「それは多分──少なくとも数年。悪くすれば十数年……一生かもしれない」

岡部「……」

紅莉栖「一夏を含めて、ISを起動出来る男性が現在2人。各国は言葉にはしないけど、男尊を取り戻そうとしているわ。
    何だかんだで国の中枢には男の人がまだまだ多いし……そんな連中からしたら、あんた達は期待の星なのよ」

岡部「……」

紅莉栖「男性がISを起動するメカニズムが解明されれば、もしかしたら用済みになって元の生活に戻れるかもしれない。
    けれど……そう簡単にもいかない。第一専用機を持ってる人間が降りたいですの一言で辞められる世界でも無い……」

岡部「そうか……」

 わかってはいたことである。
 しかし、それを紅莉栖の口から聞くと言うのは中々に辛いものがあった。

紅莉栖「岡部……」

岡部「ん?」

紅莉栖「その、ごめんね……」

岡部「なぜ謝る」

紅莉栖「だって、私が興味半分で──」

岡部「その話しなら済んでいるはずだ」

 紅莉栖が全てを言い終える前にそれを言葉で塞ぐ。
 この少女に、負い目などを感じて欲しくはなかった。

岡部「これは“シュタインズ・ゲート”の選択なのだ。気に病む必要は無い」

紅莉栖「シュタイン?」

 この台詞を吐くのも久しぶりだなと、自分で言い漏らして気付く。
 たった数ヶ月前までは、毎日のように言っていたというのに懐かしいものを感じた。

岡部「ックックック……そうだ、コレは選択なのだ。運命石のな」

紅莉栖「?」

 紅莉栖は首を傾げ、岡部は何が可笑しいのか自嘲気味な笑みを浮かべていた。
 


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