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892: ◆H7NlgNe7hg[sage saga]
2013/03/08(金) 03:34:31.47 ID:T6cLchBfo

 12月24日。

 この日の出来事は歴史的、世界的な大事件として報道される。

 聖なる夜は血で穢され、尊い命が2つ天に召されることとなった。



 織斑 一夏 享年16歳


 牧瀬 紅莉栖 享年18歳


警察官「もう1人の方のご遺体はどちらに……?」

千冬「控え室です。こちらに……」

 遺体を搬送する為、すぐさま警官隊が現場へと駆けつけた。

 一夏の亡骸は頭部が欠落し、高エネルギーの直撃によって蒸発していた。
 亡骸に縋り付き泣き叫ぶ女子を引き離し、車に乗せるのは心が痛む情景であった。 

千冬「こちらです……」

警察官「失礼。おい、担架をお持ちしろ」

 控え室に入る。
 機材を無理矢理ベッド状にしたのか、鉄の塊の上に紅莉栖は横たわっていた。
 
千冬「……岡部?」

 部屋を見渡すが、誰も居ない。
 居るはずの岡部の姿は何処にも見られなかった。

警察官「仏さんはこちらの方でお間違いないですかね?」

千冬「えっ……あぁ、はい。間違いありません」

 とても息をしていないとは思えなかった。
 血や瓦礫で汚れた肌は、清潔感を感じるほど綺麗に拭きあげられている。

 そして、制服ではなく白衣を纏っていた。 
 髪は梳かれ乱れも無い。

 警官隊は紅莉栖に手を合わせ、丁寧に担架へと乗せる。
 検死の為、このまま病院へと運ばれることになっていた。

警察官「それでは……」

千冬「よろしくお願いします」

 千冬は、牧瀬 紅莉栖……生徒との別れを済ませた後、岡部を探した。
 会場中を探しても姿が見当たらない。


 この日を境に、岡部 倫太郎は姿を消した。
 
 


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