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900: ◆H7NlgNe7hg[sage saga]
2013/03/08(金) 03:44:17.40 ID:T6cLchBfo

 世界各国に存在する“IS機関”。
 研究所によって内容は異なるが、そのどれもが“IS”関連に当てられた研究を行うものだった。

 その性質上“基地”と比喩するに正しい設備が整っている。
 襲撃に備えた兵器や軍部の防衛。様々なセキュリティが設けられていた。

岡部『……』

 国や研究する素材によって研究所の防衛レベルや、所在地の秘匿レベルは異なる。
 今回、岡部が襲撃している研究所のレベルは低いようで、大した抵抗は受けていなかった。

???「終わりだ……なんだ、アレ……」

???「生身の人間が勝てるかよ……」

 絶望の顔を浮かべる警備兵。
 それもそのはずである。

 研究所の最深部である現在地。
 ここに至るまで、岡部は人間を紙くずのように千切りながら侵入してきた。

岡部『データは頂く。“IS”に携わった物、者は消す』



 近頃は頭の調子が良くない。
 直前まで起きていたのに、急にブラックアウトすることがある。

岡部『……』

 満月が海を照らす海洋上に岡部の姿があった。
 光学迷彩を起動させているため、その姿を認知出来るものはいない。

 “功殻機動迷彩ボール”。

 事件後に発露したガジェット。
 ボールに包まれている間は熱源、生態反応。全てをシャットアウトする完全なる迷彩装甲。

 時間はかかるが、徐々にエネルギーを回復することも出来るので事件後に最も重宝しているガジェットだった。 

岡部『……』

 また一つ、基地を潰した。
 “IS”に関わるものを潰していけば、何時か辿り着く。

岡部『絶対に許さない……絶対に、だ……』

 迷彩に包まれ、深く深く眠る。
 今の岡部を突き動かす原動力、それは復讐心のみであった。
 


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