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916: ◆H7NlgNe7hg[sage saga]
2013/03/08(金) 21:44:28.11 ID:T6cLchBfo

岡部「……」


 ──ギィィ。

 ログハウスの扉を静かに開ける。
 一般的なログハウスと違い、極端に広く作られてるソレは明らかに個人の別荘ではない。

 玄関から先の長い廊下を抜けると、大広間に出る。
 大宴会でも催せそうなほど広い部屋。

 ソコには3人の女性が、来客を予期していたかのように並んでいた。

スコール「ほら、言ったでしょう? 2日以内には来るって」

オータム「てめぇ……何もんだ? ココが誰様の所有物かわかってて入って来た馬鹿野郎だよなぁ?」

エム「……」

岡部「……」

スコール「我々の所在地を探っている者が居る。けれど、凄腕ね。ハッキングの形跡はあれど辿ることは不可能だったわ。
     一体どんな魔法を使ったのかしら?」

岡部「……見つ、けた」

 歓喜と憎悪に歪む表情。
 人間のそれとは思えない形相であった。

スコール「何の話をしているのかしらね……それはそうと、貴方は何処の誰かしら?
     ここへ一体なんの御用件が?」

岡部「……」

オータム「おい……死にてぇのか? スコールが聞いてんだろうがぁ!」


スコール「──ッッ!」

エム「ッチ!」


 ────ジュゥゥ。

 
オータム「あん……?」

 肉の焦げる匂いが一瞬で広がる。
 人間の肉が焼ける独特の匂いだった。

オータム「あ……?」

 肺腑に突き刺さる、真紅の何か。
 それは岡部の右腕から伸びていた。

 太く、分厚く、多大なる熱量を帯びた刃。
 人間の細腕で支えられる限界を超えた質量。
 


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