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919: ◆H7NlgNe7hg[sage saga]
2013/03/08(金) 21:45:54.49 ID:T6cLchBfo

エム『……ぐっ』

スコール『──なっ』

岡部『……』

 千切れ跳ぶエムの“右腕”。
 “シールド・バリア”も“絶対防御”も突き抜けて、その光弾はエムの右腕を体から引き離した。

 その攻撃が故意なのか、またはエムの反応により着弾が腕へとそれたのかはわからない。
 だが、その一撃で目の前に居る者が常軌を逸した化物であることは充分に伺い知れた。

岡部『……』

 ゆっくりと、左腕の高さをエムの頭部まで持ち上げる。
 狙いは頭だった。

エム『……』

スコール『……』

 動けない。
 数多の戦場を駆け抜け、手傷を負うことすら稀であったエムが微動だに出来なかった。

 スコールも同様である。
 相手の実力が読めない程、愚かな女ではない。

 しかし、しかし……余りにもイレギュラーな強さ。
 岡部の纏う人間ならざる雰囲気。

 たった一回の攻撃で全てを理解した。
 “コレ”には勝てないと。

エム『……チッ!!』

 が、諦める訳にもいかない。
 エムは動いた。

 ──キゥン!

 “ビット粒子砲”から再び放たれる弾丸。
 エムは弾道上に“シールド・アンブレラ”を全て重ねて対応した。

 出し惜しみなどしない。
 弾丸は“シールド・アンブレラ”を破壊し突き進む。

 正確に頭部へと放たれたそれは、微妙にだが軌道をずらされた。
 弾丸を寸でに避け、左手にピンク色のナイフを展開する。

 ラウラの得意とする“AIC”すら引き裂き“織斑 一夏”の右腕を切り取ったものであった。

 “瞬時加速”-イグニッション・ブースト-発動。

 瞬時に縮まる距離。
 速度による慣性を利用し、攻撃力は最大限のパフォーマンスを発揮している。
 


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