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938: ◆H7NlgNe7hg[sage saga]
2013/03/09(土) 13:55:19.34 ID:oqiTbErRo



 ─特別IS戦闘演習場-作戦司令室-─


 有事の際に使用される施設は、その役目を務めようとしていた。
 モニターで埋め尽くされているだだっ広い作戦司令室。

 そこには300人超の女性が規律正しく並んでいる。

千冬「私が此度、任務の全てを任された“織斑 千冬”だ」

 女性達は黙って千冬の言葉に耳を傾ける。
 空気はピリリとしまっていた。

千冬「現役を退いて結構な時間が経つ。不服な者も居るだろうがそこは飲み込んでくれ」

 千冬の前で列を成している者の殆どが現役軍人であり、アスリートでもあった。
 元IS学園の生徒もその中には混じっている。

 そして、指揮官としての千冬を認めぬ者など1人も居なかった。
 皆が“織斑 千冬”の力量を知っている。

 現役だの引退だのは、この人にとって関係が無いと理解していた。

千冬「感謝する。真耶」

真耶「はい」

 傍らに立っていた“山田 真耶”が口を開いた。
 サポート役としての自己紹介をする。

 現場であるため、2人とも呼び名や言葉使いを気にする必要も無かった。

真耶「今回、我々が仰せ付かった任務はシンプルにして困難を極めます」


 ──“人類種の天敵”である“石鍵”の破壊。


 一瞬、言葉を詰まらせそうにもなるがソレを飲み込み真耶は続ける。
 もう……生徒では無いのだと自分を説得して。

真耶「総勢、338名338機のISが集まりました」

千冬「467機中、338機集まった。上等すぎる数字だ。それだけ各国も本腰を入れている」

 破壊されたコアや強奪された機体。
 それを含めての467機である。

 338と言う数字は異常であった。
 この精鋭達が反旗を翻せば、世界は確実に沈むほどの戦力である。

 それほどまでに“石鍵”は世界を追い詰めていた。
 


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