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943: ◆H7NlgNe7hg[sage saga]
2013/03/09(土) 13:58:40.83 ID:oqiTbErRo

千冬「ヤツはそのケーブルをISに突き刺し、強制的に“シールド・エネルギー”を奪っている」

 一瞬、日が射したかと思えばまた暗雲が光を閉ざす。
 司令室は今や通夜会場に近い雰囲気を纏っている。

真耶「最高で尻尾を切り落とす。最悪でも尻尾の動きを何名かで抑える。これをして、初めて近接戦闘に持ち込め勝機が見えます」

千冬「エネルギーを奪うと言うことは、エネルギーが必要という事だ。ヤツもIS、エネルギーが枯渇すれば動かなくなる」

真耶「独自のエネルギー回復方法として、ステルスモードで待機状態に入る……と言うのがありますが、効率は良くないようです。
   証拠に、その戦闘から2日間は動いていません。“ファング・クエイク”1機ではエネルギー量が足りなかったようです」

千冬「よって、我々の取る作戦は1つ」

 ──波状攻撃をし続けること。

千冬「勝機はそれしか考えられない」

 息を飲む操縦者達。
 意味は解っていた。

千冬「近接攻撃者1名。砲撃対処6名。尻尾対処2名。最低でも9人編成で動いて貰う」

真耶「標的に数で攻めても無駄です。絶え間なく、攻撃を仕掛け消費させ続ける……これしか、勝機はありません」

千冬「常に9人になるようスタンバイして貰う。考えたくは無いが、1人落ちれば直ぐに1人増援に」

真耶「これが本作戦」


 ──オペレーション・神風──


 自らの命を削り、相手を仕留める。
 帰還など考えない。最初から命を捨てることを前提とした作戦であった。

ラウラ「はい、教官」

千冬「ボーデヴィッヒ」

 最前列の端に位置していた“ラウラ・ボーデヴィッヒ”が挙手をする。
 その目は覚悟を決めている色をしていた。

ラウラ「つまり。捨て駒を多用し、標的のエネルギーを削る……そう言うことですか?」

千冬「……そうだ」

 見も蓋も無い要約を肯定する。
 否定することは出来なかった。
 


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