過去ログ - Steins;Stratos -Refine- U 
1- 20
956: ◆H7NlgNe7hg[sage saga]
2013/03/16(土) 13:27:54.77 ID:VN/5uLr7o

楯無「もう1つ。“石鍵”の装甲ですが、形態移行する前の硬さは尋常じゃありませんでした。
   仮にエネルギーを消滅させても機能不全を起こせるほどのダメージが通るかどうか……」

千冬「その点は此方でも把握済みだ。以前の“石鍵”の強度も含めてな」

シャル「と言うと?」

千冬「学園に居た頃、“石鍵”の装甲は異常だった。どうすれば突破出来るのか想像もつかぬ程にな」

真耶「ですが、形態移行を経て変化が見られています。衛星からのスキャンによると、装甲の強度が落ちているとの結果が出ました」

千冬「攻撃特化になったのか、装甲の強度が不要になったのか……それは知らないが、付け入る隙はあるさ」 

セシリア「充分に戦えますわね……6基のスラスターからなるBTレーザーは全て、わたくしが打ち落としてご覧に入れましょう」

シャル「テールの動きは複雑だけど、物理シールドを重ねれば防げないことも無いよね」

箒「銛の威力は脅威だが線の攻撃は単調だ。読みやすい」

 この場に居る誰もが、負けることなど考えてもいなかった。
 自分達なら止められる。

 あの男を救えると思っていた。

千冬「皆、すまない。ありがとう」

 聞き取れないような小さな声で、千冬が個人としての礼を述べた。
 それに返礼するような野暮を働く者など居ない。

千冬「第1陣は、箒。お前だ。持久戦になる。“絢爛舞踏を”限界まで発動し続け“石鍵”のエネルギーを削り続けろ。
   明朝、日の出と共に出撃だ!」

箒「はいっ!」

千冬「オルコット! 貴様も第1陣だ。スラスターから放たれるBTエネルギーは拡散する前に必ず落してみせろ!」

セシリア「抜かりなく」

千冬「他7名は、この場に居ない精鋭から出てもらう。お前等は待機、しかし何時でも出撃する心構えで居ろ!」

 ──はいっ!!

千冬「良いか。これは授業じゃない、訓練ではない。人類の存亡をかけた……アイツの、岡部への説教だ」

 ここへ来て出る岡部の名前。
 全員が反応する。

千冬「良い女の条件を教えてやる。男を叱れることだ」

 苦笑が漏れ出る。
 女尊男子の世の中で、男を叱責するのなど当たり前であった。

 千冬が言っている言葉はそうじゃない。
 対等な立場として、それを出来る人間であれと言っている。

千冬「弟を──」


 ──── 一夏を、アイツの復讐の道具にはさせん!!


千冬「岡部、説教の時間だ」

 


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/724.46 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice