過去ログ - P「学生生活でもするか!(2学期)」
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40: ◆72cuWZiGoBc/[sage]
2012/10/26(金) 18:31:24.72 ID:eRsWNKpAO
P「雪歩ー、ちゃんと話し合いたいから、出て来てくれないかー」

雪歩「ダメですぅ……私じゃ無理なんですぅぅ……」

 消えてしまった雪歩を探していたら、中庭の敷地の隅っこに真新しい「穴」が出来ていたので話しかけた。

 薄暗い夕暮れ。穴を校舎の影が覆っているせいで内部はよく見えない。
 でも、雪歩の声が返ってきたので間違いなかったようだ。

P「……やっぱり気が早かったかなぁ…」

真「プロデューサー、さっきの話し本気なんだ?」

P「伊達や酔狂であんなこと言わないよ」

 きっと雪歩の為になる。
 そう思って提案したことなんだけど…。

真「正直、ボクも急ぎ過ぎてると思うよ」

千早「ただでさえ、未完成の曲がある状態なのに…」

P「……『765プロ』としてはまだ2回目のイベント。これだけなら、3人も雪歩もほとんど初めてと一緒なんだから、『READY!!』だけあればいいとは思う」

 踏み出した一歩はまだ小さい。
 きっと雪歩ならすぐに追いつける。だけど。

P「でも雪歩は3人の『READY!!』を観てるから、きっと自分がみんなの中にいる事に不安を感じちゃうと思うんだ」

雪歩「………」

 それほどまでに、音楽祭での披露は完成されていた。

 あとからきた雪歩にとって、それはとても重荷になる。

P「『夏を楽しもうキャンペーン』が終わったら、次のイベントはいつになるのかわからない。努力はするつもりだけど、もしかしたら文化祭まで空いてしまうかも知れない」

 それまでの間、雪歩を不安にさせたままで居させてはいけない。

 自分も『765プロダクション』の一員なんだという自信をもってもらいたい。

 それが、この“無茶”の理由。

真「……なるほど、ね」

 気持ちは伝わったのだろうか。

 真は穴の傍までくると、しゃがみ込んで中に声をかけた。




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