過去ログ - P「学生生活でもするか!(2学期)」
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53: ◆72cuWZiGoBc/[sage]
2012/11/01(木) 23:40:32.56 ID:SF0+wXnAO
千早「今日はごちそうさまでした」

 昼食と夕食を兼ねた食事会が終わった後、みんなでテーブルゲームや談笑などを楽しんだ。
 そして夏場でのびた陽も沈みきってしまったので、みんなはそれぞれの帰路につくことに。

P「ごはんくらいしか労えなくてごめんな」

春香「そんなことないですよ。すっごく美味しかったです」

雪歩「こうやってみんなと仲良くわいわい出来るの、楽しいです」

P「そうだな……部活してると、こういった集まりとかが出来て楽しいな」

 去年はとてもじゃないが部活なんてやっている時間がなかった。
 今年はなんというか、学生時代を青春に消費できている感じがして嬉しい。

 最初に別れる真の家との分岐点に立って、みんなもう一度顔を見合わせ向き直る。

P「──舞台演目は昨日渡した表の通り。音楽祭と違って今回俺はステージに姿を出さず舞台裏役に徹するから、挨拶や自己紹介なんかは全部みんなに任せることになる。練習はしたし、気を楽にして同じようにしてくれれば大丈夫だ」

 女の子だらけのグループに、プロデューサーだからといってこれ見よがしに男が顔を出すべきではない。
 実際にステージで踊り歌うのはアイドルで、見てくれた人が応援するのもまたアイドルなのだ。たかだかその成長を手伝った程度の奴が出しゃばっていったい誰が得をし喜ぶというのだろうか。

 なので今後のイベントでは、特別な時を除いて基本的にMCは全てアイドル自身に任せることにした。
 これは人の前で踊る、歌うアイドルの心の準備にもなるし、観客も親しみやすくなるので利に適っている。

 雪歩が不安げに顔を俯かせているが、ポンと頭を撫でて落ち着くようにと宥めてあげた。

P「更衣室はすぐ近くの洋服屋さんが貸してくれるから、取りあえずみんなは私服のまま広場まで着てくれ。ただ衣装だけは忘れないように」

 雪歩のステージ衣装も、響の友達が考えてくれた同系デザインのものを765高校の『家庭縫製部』さんに頼んで作成してもらってある。
 音楽祭を見て興味を示してくれていたので、依頼は比較的すんなりと引き受けてもらえた。

 こうやって、ちょっとづつでも広がっていくアイドルの輪。

 果たしてこれはどこまでのびて、どこまで広がっていくのだろうか。




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