過去ログ - P「学生生活でもするか!(2学期)」
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549: ◆72cuWZiGoBc/
2013/10/12(土) 23:37:21.60 ID:whrAnBlAO
 自宅に帰って、自分の部屋に入るやすぐにケータイで水瀬(兄)へ連絡を入れる。

P「よう水瀬。いま大丈夫?」

 丁度用事が済んだところだよと、
 電話の向こうで寛いでいる様子の吐息が零れている。

P「いやさ、もしよかったら……と言うか、水瀬に頼み事が有って」

 珍しいねと、明るい声が返ってくる。
 自分でも、水瀬を頼ることの珍しいさに驚いている。

 水瀬は“何の気なしに”隣に居て、俺が「こうしよう」と思って行動した時には“待っていたかのように”先に居て、露払いをしてくれていた。

 水瀬は「楽しいと感じたこと」を本能的に優先するが、それに俺は凄く助けられていて、去年の生徒会打倒の際にはその存在は大きな支えとなっていたのだ。

 当たり前のように助けてくれていた友人に、改めて助力を乞うというのは、なんというか、心苦しい。

P「水瀬とさ、プールに行きたいと思ったんだけど、どっかゆっくり出来る場所とかないかな?」

 直後。
 ドンガラガッシャーンと、
 電話の向こうで激しい転倒音が聴こえた。

P「水瀬? 大丈夫か? …え? あ、うん。765プロのみんなも一緒に……俺? そりゃ、プールだったら泳ぐと思うけど……」

 なんだ? やけに水瀬の息が荒い。
 いまのドンガラでどこかぶつけたりしたのかな。

P「ああ、うん。わかった、助かる。…じゃあ、いまからもう少ししたら…ああ、了解。水瀬も無理しないでな、うん。はいはい、バイビー」

 ……通話終了。

 何か夏休みの日程を相談したいから、水瀬家に来てくれないかと誘われてしまった。
 断る理由もないので受けてしまったけど、水瀬は忙しくないのだろうか。

 あとやたらとプールで俺が水着に着替えるのかどうか訊いてきたのが気になる。
 女の子が沢山いるのに男が2人だと恥ずかしいからかな。



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