過去ログ - P「学生生活でもするか!(2学期)」
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55: ◆72cuWZiGoBc/[sage]
2012/11/03(土) 10:18:50.04 ID:YFfu5dmAO
真「それじゃ、また明日!」

P「寝坊するなよー!」

真「プロデューサーこそねー!」

 走り去っていく真に手を振って、再びみんなは帰路につく。

P「今日も春香は千早の家?」

春香「はい、家に帰っちゃうと明日間に合わなくなっちゃって」

P「千早は大丈夫なのか?」

千早「あ、はい。前にも泊まりに来たことがありますし」

 どうせ独り暮らしですからと呟く千早の表情が暗くなった気がして、それを拭うように春香が千早に抱きついた。

春香「ありがとうね〜千早ちゃーん」

千早「ちょ、ちょっと春香…歩きづらいから…」

 じゃれ合う2人を見てつい弛んでしまう頬を、力を入れて何とか押さえ込む。

 春香は片道2時間というハンデを負っているから、この『部活動』に関して負担を掛けてしまう事が多い。
 こうした休日にイベントが重なる日など、移動だけで一手間だ

 無理はさせたくない。
 でも友達で、仲間なんだから、春香抜きには話し進められない。

春香「……? どうしたんですかプロデューサーさん、そんなジッとみて」

 結局現状は、春香の好意に甘えるしかないのが口惜しい。

P「いや、いつも春香には助けられてるなって」

春香「な、なんですかいきなり」

P「感謝してるんだよ。転校してきたばっかりで自分のことが大変なはずなのに、俺のわがままに付き合ってくれて」

春香「何言ってるんですか、それだったら私のほうこそ感謝してますよ」

P「え? なんで?」

春香「だってプロデューサーさんのお陰で、転校してきたばっかりなのに沢山友達が出来たんじゃないですか」

P「………」

 その発想はなかった。

春香「千早ちゃんとも仲良くなれたからねー、すりすりすり〜」

千早「やっ…春香やめなさ……んっ…!」

雪歩「はわわ…!」

 春香が喜んでくれるような事を出来ていたなんて。
 なんというか、それは、意識しなかったことで。

 “僥倖”とは、こういったことを言うのだろうか。



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