過去ログ - 【咲安価】久「麻雀を？」京太郎「ええ、教えてください」　三局目
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39:１ ◆rVyvhOy5r192[saga]
2012/10/22(月) 00:03:21.98 ID:y/zeNMPzo

久「須賀くん」

久「もし子供が生まれたら、名前はどんなのがいいかしら？」

京太郎「……なんですかいきなり」


　ため息混じりに久を一瞥する京太郎。

　この部長が突拍子もない話題を振ってくるのはいつものことだが、それにしてもあまりに突然だ。

　突然と言えば、いきなり部室に轟音が響いた。

　また、誰かが牌の山を崩したらしい。インターハイも終わって集中力が欠けているのか、最近このようなことが多い。

　しかも起こしているのは咲と優希である。

　咲は元々――麻雀に関してはまるで別だが――おっちょこちょいであるし、

　優希は色々荒いので、まあそれも仕方ないだろうか。

　それにしてもやはり、目標も達成して集中力が切れているのだろうか。あまりにも多い。

　が、こうまで多いと最近の日常風景のようなもので、京太郎も振り返って確認しようという気も起きてはいないのだが。


久「え？　こう……夫婦ごっこ」


　あ、また崩れた。

　実は部長の言葉が、山を崩すチョンボを誘発しているのかもしれない……とまで最近思い始めるぐらいに頻発する。

　知らないうちに『スタンド』だとか、『過負荷』だとか、『念能力』だとか、『宝具』に目覚めている可能性が微粒子レベルで存在するのだろうか。

　何ともロマンがある話だし、そんなオカルト使いがいたら最強だよなー……と夢想する。

　『言葉だけで他家のチョンボを誘発する』。最強だ。誰も勝てない。


京太郎「お断りします」

久「どうして？」

京太郎「心に決めた相手がいますから」

久「ファッ！？」

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