過去ログ - 【咲安価】久「麻雀を?」京太郎「ええ、教えてください」 三局目
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790: ◆B6xkwd67zxGJ[saga]
2012/10/29(月) 23:37:12.06 ID:OcwZoyrxo

「――マッポーは実際サツバツだけど、その点トッポは凄いよな。最後までチョコたっぷりだもんな」

「……リアクションも、ダルい」


 かかること一時間後。

 駅にある温泉でとりあえず温まると、情報交換を始めた。

 総括すると以下の通りである。


 ・友人と旅行に行く予定だったが、都合が合わなくなった。

 ・キャンセルの電話がダルかった。

 ・仕事もダルかったので仕事を忘れようとここまで来た。

 ・つい飯を食べ損ねていたのと、眠気もあって倒れこんだ。

 ・助けてくれたのは須賀京太郎で三人目。

 ・財布を新幹線のトイレに置き去りにしたらしい。


 世も末だ。

 会話の合間合間に入る口休めの時間の度に、京太郎はそう呟いた。

 最初のは分かる。非常によく分かる。

 三番目もまあ、なんとなく頷ける。

 あとはまるで理解できない。いや、理解できるけど納得は不能だ。

 というか本当に放置したらこのまま死んでいたのではないだろうか。呼吸するのもダルいとか心臓を動かすのもダルいとか言いそうである。


「流石に……そこまでじゃない……」


 今の言葉に不満があったのか。(微妙な変化だが心なしか)口を尖らせる彼女。

 必要なことを面倒がる趣味はないらしい。

 家から部室まで炬燵を運んだこともあると、(あくまで気の所為かもしれないが)胸を張って応える白望。

 だが実際問題あのままいたら凍死していたのではないかと言えば、「寒さには強い(要約)」だそうである。

 生まれ故郷が雪国である為、これぐらいはまあ大丈夫な方らしい。

 本当か、と首を傾げざるを得ないが……彼女が言うからにはそうなのであろう。


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